ランディングページといえば、縦長1枚のページを思い浮かべると思いますが、販売している商品やターゲットとしている人物、そして広告予算や流入経路によって、最適な型があります
わたし達の実績からして、これからお伝えする3パターンに大別されるのですが、ここでは、各型のメリット・デメリットについてご紹介しますので、ぜひあなたのビジネスと照らしあわせてみて下さい。
1.王道の縦長ズドン

王道の縦長ランディングページ
まず、王道の基本形です。良く知られているいわゆるランディングページですね。この型の特徴としては、コンバージョン以外のアクションが存在しない事で一直線に商品を訴求出来るポイントにありますので、もし他サイトへの外部リンクがあったりするならば、今すぐ外しましょう。
また、よくあるケースとしてランディングページから会社概要をコーポレートサイトに飛ばしたり等もみかけますが、これも無意味なので外します。そうして出来た縦長ランディングページはストイックにコンバージョンだけを目的としたサイトになりえます。
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■メリット
- ・一直線に訴求するので、購入率が高い。
- ・広告との相性が良い
- ・短期間で構築可能
- ・改善もし易いのでユーザーの行動を研究する事も出来る
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■デメリット
- ・売り気が強いのでやり方によっては嫌われる
- ・目的がハッキリしていて一直線なので、コンセプトを間違えると売れることは無い
- ・広告費がかかり続ける
■縦長ランディングページに向いている業種
物販等の単品通販/サービスへの登録誘導/資料請求/緊急性のある業種(鍵屋・水道工事)
BtoC商材は縦長1枚のランディングページになるケースが多いですね。
1-1.縦長にメニューを付ける

ナビゲーションメニュー付きのランディングページ
縦長ズドンに、ナビゲーションメニューを付けたタイプです。左の画像をよく見ると、メインのビジュアルの下にメニューが付いていますよね?
BtoB商材だとシステム販売や士業等のサービス業ですとか、BtoCだと塾や医療関係等、安心感を打ち出すべき事業の時にはメニューを付けてWEBサイトっぽく見せる事で、インパクトの強い縦長ランディングページの売り気を緩和します。メニューを付けることで、クリック率を計測出来ますので、ユーザーがどんな情報を知りたいのか?等も分析することが出来ます。ですのでヒートマップツールを持っていない場合にもオススメです。
2.サイト型

右側のコンテンツ部分が縦長ランディングページのようなセールスレターに
あなたが今見ているこのサイトの事ですね。右側のコンテンツ部分は縦長ランディングページのようなセールスレターですが、画像よりもテキストを優先しています。
この作りはBtoB事業に向いています。
検討期間の長いもの、信頼感が必要な商品では、コンテンツ量を多くして物量を増やします。短いセールスレターよりも長いセールスレターの方が売れるといった実験もありますが、物量は力です。物量が多い→この人達は専門家だ!といった訴求が可能です。ですので、説明の長くなるもの、難しい物をこういう形にするわけではありません。BtoB商材で信頼感が重要で1週間以上の検討期間を要する商材に向いています。物販には向いていません。
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■メリット
- ・縦長1枚ではないのでSEO対策が出来る事で広告費を削減可能
- ・様々な側面から訴求が可能(例えばこのサイトであればこのブログのページ等です)
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■デメリット
- ・構築に時間が掛かる(費用がかかるとも言えますね)
- ・ページが多いので分析が高度になる
3.漫画訴求

ランディングページを漫画で訴求するケースも
番外編に近いですが、漫画訴求も効果的です。
説明が難しい物やネガティブ商材によく使う方法です。例えば、
セキュリティ対策ソフト/ビッグデータの解析/法律・訴訟/薄毛等のコンプレックス商品(場合による)等ですね
人が1分間に読める文字量は1000文字といわれていますが、漫画にすると2,000文字になると言われています。ランディングページの一番の課題は、”読まれないこと”にありますが、小難しい商品等、かなり買う気な人じゃないと文字を読まないようなものは漫画で見せるのもアリです。動画をアニメーションにしたりする事で、Youtubeでのプロモーションも可能です。
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■メリット
- ・難しい訴求を和らげる事が出来る
- ・安定した効果が出る傾向にある
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■デメリット
- ・通常のランディングページ制作と同じく、ターゲットを間違えると成果が出ません。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、売る商品・ターゲット・広告予算など、様々な要因によって戦略は変わってきます。このように状況に合っている型を使うことで最初から効果の高い構築方法を選択しましょう。